わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

妊娠から出産後までやってきたこと: 妊娠後期と出産準備

前回はCOVID-19の影響が出始めたところまでだった。

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ここからは出産準備と妊娠後期の話を書く。

2度目の母親学級

1度目の母親学級は妊婦のみだが2度目は夫の立ち合い出産の条件になっていたので夫も出席した。本当に立ち合い出産するかどうかはさておき、受けておかないと立ち合いはさせられないと聞いていた。今回は私たちともう1夫婦しか来てなかった。産婦人科から事前に電話が来ていて開始時間と終了時間がどちらも早まっていた。かつ人数をできるだけ減らすと。この日行くはずだった院内の入院部屋の見学は中止になり、1回目とは違ってだいぶ物々しい雰囲気になっていた。「院内見学を完全に中止したわけではなくて、一度にたくさんの人が入るのを避けたいだけなので、後日奥様だけ妊婦検診で来た帰りにいらしてください。」と言われた。

内容自体は講義形式で「お父さんも赤ちゃんがどんなふうに生まれてくるのか知っておいてくださいね。」というもの。ただ夫には若干刺激が強かったらしく女性ホルモンの影響で骨盤の骨が緩む話や赤ちゃんが産まれるときに自分の頭蓋骨を折りたたんで狭い道を通るのを頑張る話など、人体の不思議展みたいなことを聞かされて顔が固まってたのが面白かった。

帰りはいっぱい試供品を渡されて、また持って帰るのが大変だった。中身を見ながら「あーいろいろ入院、出産の準備しなきゃねー。」と話した。

おっぱいマッサージ再び

通常の妊婦検診とは別に助産師さんからおっぱいマッサージの仕方を直接教わる機会があった。結局最初の母親学級で教わって以来やれてなかったので、直接やり方教われるなら助かると思った。

この時には病院のあちこちのドアが開け放たれてできるだけ密にならないようにしてあった。カーテンはかかっているが短めののれんのようなものが少しかかってるくらいになっていたので、パンツを脱がないといけないところだけはしっかり隠して、それ以外はかなり風通しをよくするように工夫されていた。女性しか入室できないように制限も強くなっていた。

「ごめんなさいね。マッサージの練習のためにどうしても胸を出してもらう必要があるので、とりあえずドアに背を向けて練習しましょう。コロナウイルスの件でドアを閉めるわけにもいかないから、ちょっと我慢してもらいたいの。」と言われた。マッサージを習う部屋は短めののれんしかなかった。感染する方が嫌だし、マッサージ自体は必要なことと理解してたので言うとおりにした。

マッサージの前に乳首の形とかを確認された。「まぁ形は普通だね。ちょっと小さいから、赤ちゃんがくわえづらいかもしれないな。この硬さのままだと赤ちゃんが母乳を飲むときに乳首があかぎれみたいに切れて激痛の中母乳をあげないといけなくなるかもしれないから、今のうちからマッサージして出やすくやわらかくしておきましょう。赤ちゃん自身の吸う力が足りないと強くかんでしまって余計痛い思いをしてしまうの。飲ませたいのに痛くて飲ませられないと乳腺炎になったりもするから準備しておかないと大変なことになる。」と言われた。その上ではじめてマッサージしたがやっぱりめっちゃ痛かった。しかも結構な力でつまむ。思いっきりねじるので必要なこととわかってても結構嫌だった。ちゃんと教えるために助産師さんがいるわけだけど違う人だったら絶対にブチ切れる。家族が相手でもまず間違いなく怒る。もし夫がふざけて手伝うと言い出したらガチビンタしただろう(実際には冗談でもそんなこと言ってないので大丈夫)。自分でやるしかないと思った。

マッサージをすると黄色く薄く濁った液体が出てきて驚いた。「体が母乳を出す準備をしているので、まだ全然白くはないけど少しずつ変わっていくからね。これが出ないと困るのよ。」と説明を受けた。

「まだ赤ちゃんが飲みやすいといえるレベルには全然達してないので辛抱強く続けてください。体を温めてるときとかがいいからお風呂のときとかがちょうどいい。結構痛いのはわかってるから、けがをしないように加減をしながら少しずつ進めてくださいね。刺激が強すぎると早産につながることもやっぱりあるので。」と言われた。この日からお風呂で地道にやっていくことになった。

終わってから「今日って院内見学できますか?」と聞いて大丈夫だったので一通り入院する部屋を見せてもらった。2部屋分、家族の1名が追加で泊まれる広めの部屋があった。親とかが入院時に泊まり込みで手伝ったりするとき用の部屋だという。しかし「うちの院では感染予防のために今は旦那さんしか入室できないことになりました。」と言われた。「入院の時に手伝いに来られる親御さんが多いのは知っているのですが、年齢的にも感染時の重症化率が高いため受け入れることができなくなってしまったのです。」この時点で年末年始に話した親が来てくれる話が不可能な話になるのでは?と頭をよぎった。この話は義両親にも当然適応されるので、うちに帰ってすぐ夫にも説明した。

逆子と診断される

ある日のエコーで逆子だとわかった。「あー横向いてるなー。」と言われてエコーを見ると確かに頭の位置が脇腹のところにあった。この状態の逆子を横位(おうい)と呼ぶらしい。この時は頭が右側にあって、私の逆子を直すには赤ちゃんがお腹の中で時計回りに回って頭が下にくるように逆子体操する必要があると言われた。言われてみれば確かにおへその上より脇腹を蹴られる感触があったので、その時点で横向きだったんだろう。「1週間くらい体操してみて、来週確認のためにエコーを見てみましょう。それで治ることもあるから、まずは体操やってみましょうね。」と言われて、さっそく逆子体操を習った。

あとで調べたが私が習った逆子体操は『胸膝法(きょうしつほう)』と呼ばれるものだった。人によって治し方が違うそうなので、あくまでも私にしか当てはまらないと思ってほしい。寝る直前に15分間やって、寝る時は左を下にして横向きに寝るように指導された。寝てる間に寝がえりをうって違う方を向くのは仕方ないから、とにかく寝るときに左を下にすることを強調された。ひざが90度になってるかなど、習うときにいくつか注意を受けたが自分だけだと全部はわからないので夫に手伝ってもらった。

私の場合はこの1週間の体操であっさり逆子が治った。へその上あたりを蹴られる感触に気が付いたら変わっていたので安心した。「あ、もう逆子体操はやめてくださいね。これ以上赤ちゃんは回転する必要ないのでくるくる動き回られると困る。左を下に横向きに寝ることだけ続けてください。体操は余計です。」と体操することも止められた。

赤ちゃん用品を買いに行く

入院準備と赤ちゃん用品の準備を始めた。これまで役所からもらったパンフレットや母親学級でもらった試供品など、手元にいろんなものがあったが、いろいろありすぎて逆に混乱していた。夫も「これ本当に全部必要なの?」と言っていて、私にも正直わからなかった。ただ、病院側が用意してほしいと言ってるものは確実に必要だし、赤ちゃんの着替えやお風呂用品などは買いそろえるかレンタルにするかはさておき使うのは間違いないでしょうと思ったので、自分たちなりにいるものを念頭に置きつつ近所のベビー用品店に出かけた。

さすがに外出する人の全体数は体感として少なくなっていたが、赤ちゃん用品は必要なので若い夫婦はそれなりにいた。私たちと同じところを見てた夫婦の声が聞こえてきて性能とかブランドにこだわってる一方で、私たちは「高くない?」って話が多くて価値観の違いが如実に出ていた。「同じ性能なら安い方がいい。使う期間が短いものが多いし、あんまり高いともったいなさを感じる。」が私たちの意見で、いいものは確かにあったけど値段見ておよび腰だった。あと会社に子育てしている人が集まるslackチャンネルがあって「良かれと思って買ったのに、赤ちゃんの好みに合わなくて結局すぐ捨てた。」と、いくつかのグッズについて見聞きしてたので最初にいきなりお金をかけすぎると後がつらそうだと私も夫に伝えていた。そういう様子を店員さんがものすごく見てたらしく「同じ性能でも安い方がいいということでしたら、こちらなら1万円は安くなります。浮いた分、夏場の暑い日用にひんやりシート買う方がお得です。」と言って、買おうとしていた製品をわざわざひっこめて1万安いものを見繕ってきてくれた。こういう時の店員さんの引きは強い。

店員さんのアドバイスを受けつついくつか買ったが、1日で必要なもの全部は無理だった。買ってもいいけど値段が高すぎて、もうちょっと探した方がいいものを安く手に入れられそうな気がした。この日は一旦家に帰りベビー用品店においてた出産準備リストの無料パンフレットを持ち帰って、改めて作戦を練り直すことにした。

結果、ベビーベッドはレンタルにすることにした。ベッドは赤ちゃんによってはぐずりっぱなしで合わないから処分したいと思うケースがまぁまぁあるらしく、その割にものがでかいので処分に困るというのだ。しかし、このときはまだ赤ちゃんが産まれてもいないので、本当にぐずるのかもわからなかった。小さくて買いに行きやすいものは必要に応じて買うことにし、大きくてすぐ捨てたくなる割に処分に困りそうなものはレンタルにする方針で、夫とは話した。

親が関東に来られなくなる

緊急事態宣言が一部地域で出される直前くらいでニュースで見る話もあって、親も自分たちが出産の手伝いに行けない可能性を考えていた。このため今からでも里帰り出産を考えてはどうかと言われた。しかしイタリアで感染者が拡大した理由の1つに自覚症状がなかった若い人が地元に帰って感染を広げてしまったケースがあったので、「それはできない。私も症状がないだけで感染してない保証がない。地元でパンデミックを起こしたくない。」と断った。「新幹線に乗るための移動も考えないといけない。感染リスクを上げたくない。」と。とにかく今は大きな移動をしてはならない。海外のニュースかどうかじゃなくて、このウイルスは人種を問わず感染する。

その後、緊急事態宣言が出て、親に「この宣言が5/6まで続いたら、もうこっちに来てはいけないと思う。」とも伝えた。さすがにショックだったみたいで行くからと言ってた。「今すぐ決めようって話じゃなくて、心の準備として5/6で判断しようって話をしているんだ。5/6当日にいきなりやっぱり来ないでって言われても、それはそれで困るやろう。」と説得した。親は新幹線は使わずに自家用車で高速を使って何とか向かうつもりだと話していたが、この時ばかりは「その運転でさらに体力を消耗して感染しやすくなっても嫌だな。」と考えたりもした。まぁでももう手段については何も言わなかった。私もここまで状況が悪くなるとは思ってなかったし、無事産まれたとして孫に初めて会うのはいつになるんだろうかとも思った。会わせたくないわけじゃないのに。この時点でビデオ通話の手段を出産前までに用意することを決めた。

結局5/4で関東圏の緊急事態宣言は延長された。緊急事態宣言が解除された都道府県もあったが、解除されたからといって感染リスクが減ったわけではないからと人々の動きはstay homeのままのことが多いようだった。親に「延長されることになったから、私たちからお願いしたのに申し訳ないけど関東の方には来ないようにしてほしい。」と連絡した。本当にこんなことになると思ってなくて、安全のためとはいえ言っててつらいものがあった。

産休に入る

4月中旬で産休に入った。特に詰まることなく仕事も終わったのでよかった。

去年から「産休、育休中にやりたいこと」っていうリストを自分なりに作っていた。能天気なもので普段作らない料理作りたいなーとか、去年の年末に作ったじみこも産休の間に改造するためにベースは前もって作っておこうとか考えていた。じみこ*1は産休前にベース作っておいてやっぱり正解だったと思う。メルカリは産休に入って急に思いついて始めたものだったけど前からやってたノウハウをまじめにまとめる気になったし、いろいろとやりたいことを書き溜めておいてよかった。それでも時間ができたので復職はどんな風にしようかとかいろいろ考えていた。

同じようにリストを作る人はいるみたいで、大体考えることは同じなんだなと思った。

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作ったリストの中に「行ったことないところに出かける」があったけど、情勢を考えるとあきらめるしかなかった。いずれにしても体がじわじわ重くなって歩くと息切れしやすくなっていたので遠出は無理だった。

入院準備の完了

入院、出産の準備は少しずつ進めていたが大体34週目に入るまでに完了させておくように言われていた。大体のものはそろったが、唯一そろえられなかったものがあった。赤ちゃん用ガーゼだ。マスクが品切れになって自分たちで布マスクを作ろうの流れが出てきたときに誰かが「赤ちゃん用ガーゼも布マスクに使えますよ。」と言ったらしい。結果、赤ちゃん用ガーゼが品切れになり、入院時点で必要なのに買えなくなった。さすがにこれに関しては頭にきた。お風呂用のガーゼを何とか見つけたので、それを代替で使えないか病院側に相談した。COVID-19でできなくなったこと困ったことがこんなに出てくるとは思ってなかった。

しかし義両親から夫に出産準備に要りそうなものを送りたいと連絡が入って「じゃあ赤ちゃん用ガーゼがまずほしい」とお願いしたら買ってきてもらえた。ものすごく助かった。実家の親からも後で連絡があったのだけど、すでに結構そろってしまった後だったので、新生児用おむつだけお願いした。

骨盤が痛くなり始める。妊娠線が見えないところにできているのを知る。

正確には骨盤というより恥骨のあたりが妊娠後期で痛くなってきた。赤ちゃんが頭で骨を押してる影響だと自分でわかった。一度逆子になったこともあり横向きで寝ることを続けていたが、本当にずっと横になっていていいんだろうかと考えてしまう。椅子にクッションを敷いて、なるべく無理のない姿勢を取るように努めるくらいしか思いつかなかった。医者にも相談したが「うーん、それは産まないと痛みがなくならないんだよね…。痛くない人は全然痛くないから、これも個人差なんだよ。腹帯して負荷を軽減するくらいしかないかなぁ。」と言われて、家ではしてなかった腹帯をすることにした。

またエコーを取るためにお腹を見せたときに「ああ、薄く妊娠線ができてるね。」と言われた。自分としては気を付けてクリームを塗ってたので大丈夫と思っていたが、自分からは見えないところに線ができていたらしい。体を起こして見ようとしたが、もうお腹の影の部分は自分で見ることがすっかり困難になっていた。足の爪も切るのが難しい。一度かがむと立ち上がるのにも一苦労だった。「もう見るのが大変だと思うから鏡で見て、ケアのためにクリームを塗ってほしい。」と言われ、家に帰ってから姿見の前でお腹を確認しながら保湿クリームを塗ることにした。

COVID-19の影響で病院でのチェックがどんどん厳しくなる

COVID-19の影響ですでに親の入院時面会は禁止だったが、加えて夫の入院時面会が禁止となった。また私が通えた母親学級も中止となり、入院する部屋の院内見学も中止になった。「一生に一度のことだからせめて立ち合い出産は守ろうと思っているけど、これも今後どうなるかわからない。うちでも感染者が出たらやむを得ず閉めるしかなくなってしまう。」と告げられた。

一番大きな理由は私が通っている病院以外の産婦人科が閉まるケースが出てきてしまったことだった。総合病院のような産婦人科以外の病棟もある病院が院内感染で受け入れられないケースが出ているため、通っている病院も院内感染を防ぐため可能な限り人を入れないようになった。「周囲の病院の対応次第で、私たちもどうするか考えないといけない。」このときはそれだけ言われた。まぁそれしか言えないよな。

外には鯉のぼりが昇って季節感を感じるなーとのんびり考えてたのに、病院に入るときも受付前に熱を計ってもらって平熱でないと入れないように、男性は診察を受けるわけじゃないからと付き添いで来ても病院外で待つことになった。

また以前申し込んだ陣痛タクシーがもしかすると使えなくなる可能性が出てきた。住んでる地域のほかのタクシー会社がやってる子ども送迎サービスなどが受付を中止すると掲示し始めていて、このまま配車がどんどん少なくなると私の出産のときにタクシーが来られないかもしれない。夫の実家が引っ越し先から20分程度で比較的近く車もあった(私の実家だと車で半日以上はかかる。)ので、もしもの時はと連絡しておくことにした。病院側にもタクシーの件は伝えたところ「陣痛が収まったから一度家に帰りましょうで何度も行ったり来たりするのが大変なのはわかってるから、分娩室でなるべく粘れるようにはする。」と言われた。こればかりは出産当日にならないとわからんなと思った。

幸いにして私自身とお腹の赤ちゃんはいたって健康だった。エコーで見るときも動き回って顔をしょっちゅう手で覆ったり、あくびらしい動きをしていた。動きすぎて「ちょっとじっとしてほしいくらいだな。」と笑いながら言われた。赤ちゃんの大きさも週数通りで問題ないし、私の体重も重すぎない。貧血の傾向もなく、前の検診で教わったおっぱいマッサージも続けていたので出産時には無事母乳を出せるのではないかと言ってもらった。とにかくできる限りの感染予防と食事バランスを取るしかなかった。

足が猛烈にむくむ。体重がここにきて急に増える。

臨月に入る直前のある日、右足の甲を見ると尋常じゃなく見たことがないほど足がむくんでいることに気が付いた。左と右で比べると、左足もむくんでいるが明らかに右足がパンパンだった。普通に生活する分には痛みもなかったので、これまで自分の足のふくらみをそんなに見てなかった。病院から渡されたパンフレットに足のむくみを解消するマッサージが載ってたのもあり、慌てて足のマッサージを始めた。それでも一度や二度マッサージをしたところでむくみが引くことはなかった。

あんまりむくみがひどいと妊娠高血圧症候群にもつながるみたいな話を聞いていたのでどうしようと思いながら妊婦検診に出かけて医者に相談しようと思った。のに、医者に相談するのをすっかり忘れて帰ってきたら、驚くほど足のむくみが引いていた。マッサージがんばるより歩くことの方がてきめんに効果があることに気づいた。でも不要不急の外出は避けたいので、家の中で歩き回るしかないのか?これが難しかった。ベタだが、マッサージする、家中をクイックルワイパーで拭く、頑張りすぎない程度にスクワットするようにした。

次の妊婦検診で質問したらやっぱり産まれるまではむくむものだと言われた。ただアドバイスとして「マッサージもいいけど、足をとにかく高いところに置くのが一番いいかな。ただイスに座ってると足がお腹より下に来るから、それで水が下にたまってしまう」と言われて、そりゃそうだと思い、なるべく床に座って足を伸ばして座ったり、イスに座るときも足側にもう一脚置いて足を乗せて低い位置にならないようにした。それでずいぶんと足のむくみが取れた。

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左がむくんでるとき、右がむくんでないとき。とはいっても右もまだむくんでいる。むくんでるときは足の甲の骨が手で触ってもわからなくなっていた。

またこのタイミングで体重が1週間で2kg増えてしまった。食べる量を増やしたわけでもなかったので、むくみと運動不足の両方を疑った。医者からも「うーん、ここは頑張ってほしい」と言われた。

エコーで見るとまだ頭の全体がきれいに確認できた。推定体重的にはもう産まれても大丈夫だが、赤ちゃんが十分に子宮口までおりてきてないため、母体側の準備を進める必要があると言われた。赤ちゃんが子宮口までおりてくると赤ちゃんの頭がエコーでは見えなくなってくるらしい。その時に赤ちゃんが下におりやすくなるスクワットを習ったので、運動不足解消もかねて安産用ストレッチと一緒に取り組むことにした。

出産予定日の1ヵ月前から妊婦検診は週1で行われる。その検診で子宮口の開き具合を確認されていたが、助成券が有効な妊婦検診の回数内で最大5mmほどだった。陣痛のような痛みは全くなくそのまま過ぎていった。赤ちゃんが子宮口におりてこれるようにいつもより多めにスクワットしていた。私の母は初産では10日ほど遅れたと聞いてたので、私もそのくらい遅れるかもしれなかった。しかし産院から「あんまり遅れすぎるのも母体に負担がかかってよくないので、出産予定日から1週間ほど経ったら風船で子宮口を開く器械を使って広げましょう」と言われた。

入院と出産後の流れの確認

入院するためにどんな流れで病院に電話、タクシーに電話するのかと出産後の入院中に医者に何の書類にサインしてもらう必要があるのかと何の書類を受け取る必要があるのかと、行政に何の手続きをいつまでにやらないといけないのかと、帰りのタクシーを呼ぶ方法とを一通り確認した。妊婦検診で病院に行ったときにちょうどいいタイミングで退院する妊婦さんが赤ちゃんを抱えて病院を出ようとしているところに遭遇したこともあって、タクシー使ってどうやって帰るのかも想像しやすくなった。産まれる時期にはすっかり暑くなってることも予想されたし、私が妊婦検診のために歩く道を赤ちゃん抱えて歩きたくなかった。

手続き系は会社からの書類も大事だが、前回の記事で紹介したたまひよのお金の本も活躍して、役場のホームページを参照するときにどんなキーワードで検索すればいいのかもわかったのが大きかった。やはり出産直前で見返すの大事。

特に調べておいてよかったのは出産手当金と出産一時金の違い。名前が似てるのでごっちゃになってしまってたが、一時金は病院に直接支払われるもので、それとは別に手当金も申請すれば出る。また子ども医療費補助を受けようと思うと出産後15日以内に子どもの健康保険証を手に入れたうえで役場に届け出なければならなかったことも調べておいてよかった。出産したら夫の扶養に子どもを付けるつもりだったので「出産したら私が入院中に是が非でも会社に連絡して子どもの保険証を手に入れてほしい。」と夫に言った。COVID-19の件もあってどのくらい手続きがスムーズに進むかわからないが、出さないともらえないことは確実なので急いでほしいとお願いした。保険証がすぐに手に入らなかったら役場に後追いで提出する旨を伝えることにした。

いよいよ産休中にやることがなくなってヒマになる

産休中にやりたかったことをたくさん書いてたはずなんだけど、だいたいのことはやってしまってついにヒマになった。好きな映画とかアニメとか観るものいいけど、ずっと観てるとそれはそれで疲れてしまう。子育て準備にしても、だいぶいろいろ調べてて次は困ったときに調べるくらいじゃないと逆に気疲れしそうだったし、家の掃除のためにクエン酸重曹であちこち磨いて回ったりもしたけど、そんな毎日汚さないからやることなくなった。フライパンの裏のこげをとるとかもやった。ストレッチとスクワットの時間延ばすのも限界があるし、ブログ記事も単なる趣味でそんなにネタないぜ?と困ってしまった。ずっと横になって寝てても、赤ちゃんがお腹の下の方におりてきてくれなさそうだし、仕方ないから窓の外見てぼーっとしてた。

緊急事態宣言が解除されたが

このタイミングで親を呼ぶべきか悩んだ。自粛はある程度やった方がいいことを理解しつつ、孫に会える機会を逃したくない気持ちもあった。

とはいえまずは母子ともに健康で退院できるように努めるのが先だった。

続き

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*1:過去記事その1その2参照