わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

妊娠から出産後までやってきたこと: はじめての子育て

前回の続き。

kimikimi714.com

退院してからすぐの生活

退院前に夫に子どもの布団の用意をお願いしていた。なので着いたら用意されてる布団に即寝かせることができる状態でとても助かった。あとお尻の傷が痛いままなので円座を買ってきてもらえていたこともとても助かった。

退院してから最初の3日間は私と夫の二人で子どもの世話をしていた。慣れなくて母乳に加えてミルクを飲ませるのがうまくいかなかった。飲んでる途中で子どもが疲れて寝てしまい飲んでくれない。飲んでる途中で寝そうになったら、こめかみのところをさすったり足をこちょこちょしてみたりして何とか起こすが、お腹がいっぱいになったら寝るのが普通と思ってしまってるので無理に飲ませるのはどうなのかとためらってしまう。でも遠慮しているとやせてしまうのでとにかく無理にでも飲ませるしかなかった。3時間以上寝ることもあった。よく寝てくれること自体はいいんだが、あんまり飲まない時間があると脱水症状におちいるのでおむつ替えをして起こしてから飲ませたりした。

あと一度盛大に吐いたことがあって鼻からも戻して大泣きしたので、こっちも慌てた。赤ちゃんはよく吐くとは聞いてたが、あんまりにも激しいので何か病気なのかと思ってしまった。実際には何ともなかったが、とりあえず私たちも怖いので寝るまでしばらく抱っこしていた。

最初のうちはお風呂をかなり嫌がって、服を脱がせてもお風呂に入れても服を着せても泣いてる状態だった。困ったなーと思うが泣いてしまうものは仕方ない。ただ泣くことはなくがミルクを飲んだら割とすんなり寝てくれた。あと夜はかなり静かに寝てくれることは助かった。

母の手伝い

退院前に緊急事態宣言が解除された。このため年末年始に話していた母が手伝いに来れることになった。

駅の改札のところで待ち合わせて年始ぶりに母に会った。あとで思ったことだが、出産前から来てもらうより、出産後に来てもらって1月手伝ってもらえた方が助かった。結果オーライだった。

家に着いた母がまず最初に何をしたかはもう覚えてないが、とにかく何がどこにあるのかを聞かれた気がする。で、ついてからの最初の1週間は料理と子どもの抱っこを代わってくれた。これがめちゃくちゃ助かった。

自分ではとにかく子どものお世話ちゃんとしないとで必死だった。しかしやっぱり今この記事を書いてて、あの時の体力のなさはすごかったなと思うわけで。上げ膳据え膳の生活で母乳あげる以外はひたすら寝るようにしたら、だいぶ回復した。地元の友人からも「赤ちゃんの世話以外しちゃだめよ」って言われてたが、いまいち理解ができてなかった。今なら確かにちゃんと休めって言える。

とはいえ、母もいつかは帰るわけだし、いつまでも代わってもらうわけにもいかないと思って、2週間目からはできる範囲で料理、洗濯、買い物、掃除をおこなった。動けない時は本当に動けなかった。だいぶ動けるようになったと実感がわいたのは母が来て3週間目に入ったときだった。それでも動けるようになってきたなとは思うものの、長時間は厳しい状態が続いていた。産褥期は安静にしないといけない。

3週目くらいで実家で食べていた料理のいくつかのレシピを教わった。実家に住んでた時から聞けたはずだが、こういうときでもない限りなかなか聞かないものだなと改めて思った。今、家でご飯作るときはたびたびお世話になっている。

出産後の手続きラッシュ

子どもの手当関連と自分の手当関連の書類提出がたくさんあった。特に産後15日以内に提出するものが大変だった。自分が転院したのもあって、わずかだが出産後から退院するまでに日が伸びてしまったため、出せる書類はすべて夫に出すようにお願いした。特に元の産院に一緒にタクシーで向かう際、書類をいくつか持ってきてもらったり母子手帳を預けて役所に行ってもらったりした。私が入院している間に必要書類をすべてもらえるよう病院側にも改めて伝えたりした。病院も慣れてるようで、すごく準備がよかった。子どもの健康保険証の申請は扶養に入れる側の会社に申請が必要になる。この保険証が必要なものを15日以内に用意するような手続きもあって焦ったが、さすがにそこはちゃんと言えば自治体が待ってくれることになっていた。15日は意外と長く感じたが、たぶんそれは私の体の体力がないのと子どもの世話がはじめてで日が長く感じただけだと思う。

元々提出予定の書類にくわえて予期せぬ入院が発生したことにより、入っていた医療保険の申請もおこなった。保険会社の手続きも割とスムーズにいったが、産褥期のうちから病院に行って診断書の申請をしないといけないのは体力的にきつかった。診断書をこれまで申請したことがなかったので、発行にお金がかかることも数週間かかることがあることも知らなかったから、もう一度病院に行かなければならなかったのが大変だった。特に転院先の病院は自宅から結構遠かった。行きはタクシーで行ったが、帰りはバスに乗ってみた。すると時間もかかるし、揺れでやはりお尻が痛くてずっと腰を浮かせていた。

通院時も母がいたことで大変助けられた。夫は家にいるとはいえリモートワークで仕事中なので、なかなか手が離しづらい時もあった。そんな時に専属で子どもを見ようと思えば見てくれる人がいるのは外出の助けになる。一緒に行くとなると新生児を抱えてになるので、どうしても家で一緒に待ってる人がほしかった。

子どものお披露目

入院中は面会が一切できなかったので、義両親にも退院から1週間でようやく子どもを会わせることができた。首がすわってない赤ちゃんの抱っこがかなり久しぶりなのでこわごわ抱っこしていたが何とかなってよかった。お洋服もいくらかプレゼントしてもらえたので、今もたくさん着せ替えている。

産後の体の変化

産後の体の変化はすごく激しかった。あっという間にお腹はへこみ、母乳が当然のように出るようになった。あんなに膨らんでたお腹が1週間程度ですぐしぼむのも驚異的だが、母乳が飲ませられる程度に出てくること、赤ちゃんの泣き声を聞いただけで胸が張ってジンジン痛くなりしみ出すのは大変な変化だった。成長する以外での変化はもう20年ぶりくらいなわけで、自分のことながら女性の体はすごいなと思った。妊娠中に入らなくなったズボンは確か10日くらいで、もう履けるようになっていた。

しかし出産後の傷口はそういった変化とは別で、医者からも全治3ヶ月と思ってほしいと言われた。トイレがつらくて、若干痛いのを我慢しながら行かなくちゃいけなかった。血腫は幸い肥大化せず、輸血や手術をしなくてよかった。貧血も点滴のために月に2、3回通う程度で済んで、家ではとにかくプルーンを食べていた。体の痛み自体は大体2カ月程度は続いた。

父は会えてない

母には1月手伝ってもらった。ベビーカーでお出かけする練習にも付き合ってもらって私たちはとても助かった。母としては久しぶりの赤ちゃんの世話で楽しかったらしく、また引越し後の家で無理なく過ごせてよかった。実家とは勝手が違うわけで、母の側がストレスためるかもと思ってたが、杞憂だった。

しかし母が帰るとき、関東まで父が子どもに会いに来ようと有給を取る予定だったのがコロナの感染者急増を見て見送ることになったのはとても残念だった。年齢的に感染すると重症化しやすいのもあり、無理に来て病気になるのは嫌だからと父から連絡があった。

私たちが会いに行くのも今じゃない感じがして産まれたばかりの子どもをなかなか会わせられない。今年の冬になるとインフルエンザの話も出てくるので、今年いっぱい厳しいのではと思っているが、じゃあ来年のいつになれば落ち着くのか?これがわからない。

子どもの成長

最初こそ体重が増えなくて悩んだりもしたが、1カ月検診までには順調に増えてすっかりフクフクの体になった。赤ちゃんがはじめからフクフクしてるわけではないことを産まれるまでわかってなかった。

最初は追加していたミルクはそのうち母乳だけで間に合うようになったので飲む機会がめっきり減った。そのせいかお風呂からあがってすぐ湯冷ましを飲ませようとすると哺乳瓶自体を嫌がるようになった。おむつ替えだけは今でも嫌いで、ウンチをした後だったらおとなしいがおしっこだけの時はなぜかベッドに寝かせて足元のボタンをはずすだけでギャン泣きになる。

産まれたばかりのときは表情もそんなになくて、目も開いてはいるが焦点が定まってない感じだった。しかし徐々にぼんやりと見えるようになってきたのかおおざっぱに目で追いかけるようになってきて、1月くらいでたまににっこり笑うようになり、今はかなり明確に目でものを追いかけられるようになった。音のなる方を目で追って、何から音が出てるのか確認している様子も見られる。あーとかうーとかの喃語(なんご)という赤ちゃんが発する言葉も親がいたらニコニコしながら一生懸命に話すし、嫌だと思ったときとうれしい時とでしゃべり方を変えている。

夜は本当によく寝るし、最初は嫌がったお風呂も今じゃすっかりおとなしく入っている。沐浴用に買ったベビーバスがすぐに小さくなってしまって驚いた。今もまだ入るが足で蹴って遊んでいる。

いつか自分が子どもを持つことになったら、子どもの成長を観察して面白がるんだろうなと思ってたが、やはりその通りになった。

出産祝いでお洋服をたくさんもらったが産まれたばかりなのとコロナで外出を自粛してるのとで着ていく機会がない。仕方ないので家で着せていろいろ写真を撮っている。撮った写真は両親とも共有しており、そこで会えない分を何とか補おうとしている。

f:id:kimikimi714:20200822102745j:plain
もらったお洋服を着せた様子。よく寝てる。

子育ては続く

子育てはまだまだこれからだ。この間は保育園見学にも行った。コロナ禍の中なので見学可能とした保育園の数は少ないが、以前見繕ったリストの中の一部が見学OKだったので密に気を付けつつ見学に行った。見学だけで行けると決まったわけじゃないけども、どんな雰囲気なのかは知れてよかった。

これからもまだいろいろあるだろうが、書ける範囲で書いていければいいなと思う。