昨日、お昼の休憩時間を利用してふらっと松竹大谷図書館に行ってみた。
銀座松竹スクエアの3階にあり、およそ図書館がありそうには見えないビルの中にある。
なんでこんなところに図書館があるのか前々から不思議だったが、ちょっと興味もあって思い切って入ってみた。
するとそこは私が思っていたような図書館とは違って、閲覧室となる部屋が一個に司書室があるだけの作りで、全然本が並んでなかった。
司書の一人の方に話しかけられて「ここには初めて来ました」と言ったら、簡単な説明を受けた。
この図書館の概要にも書いてあるのだが、主に演劇や映画関係の資料を所蔵していて、基本閉架のため貸し出しは行っておらず閲覧室で閲覧するのみとなっている。ただ同じタイトルの映画・演劇でも上映年によって台本の内容が微妙に違ったりするので、そういう資料を閲覧したいときには「何年の誰が書いた脚本を見たい」と司書の人に相談すると見せてくれるとのこと。
私は映画・演劇が好きな人間なので「こんな隠れスポットがあったのか!!」とちょっとワクワクして、いいところを見つけた気になった。
休憩時間を利用してきただけなので、すぐに戻らなきゃいけないんだけども「じゃあ…」と一冊見せてもらうことにした。
すると目録カードの見方について案内されて、壁のところに張り出されてる目録カードの見方の張り紙を指差されながら「どのジャンルがいいでしょう」と聞かれた。
いまや町の小さめの図書館でも大体PCで検索するので、目録カードが逆に珍しくて、
そうかこんな風に検索できるようになってるんだな。アナログだけど本当によく出来てる。簡単な作りなんだけど、だから逆に迷わなくていいのかー。
と完全に「これコードに落とし込むならどうするかなー?」って人の目線でカードを眺めていた。
で、手に取ったのがこれ↓
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一番最初に選ぶのがこれっていうのがまぁ私らしいし、いやもっと他にあったでしょうとか思うし、しかも完全に女の人のお尻と胸が丸出しになった本受け取って図書館でキャッキャしてる変態だったし、いろいろとお昼からアレで、読み始めたのも「横溝正史の映画はただのグロ」とか書かれてるエッセイだし、八つ墓村の映画ってそんな感じなんだー原作しか読んでないわーとかニヤニヤしてるし、
初めて来ましたって本当ですかという感じで楽しんできた。
さすがに全部を読み切る時間はないので、途中で切り上げたけれども、また気が向いたら行こうと思う。
なんか他に閲覧室に来ている人たちも、それなりに演劇の関係者っぽい雰囲気の人たちだった。資料を探すことにも慣れてそうだった。
それでいくと、突然ふらっと現れてちらちらあたりを見回してる私は司書の人から見れば不審者だったろうなぁ。