先週観に行ったが、人生で初めての経験をした。
映画館で初めて寝た。
自分でもかなりビビった。それもナタリー・ポートマン出るよーっていう、この映画では割りと見せ場っぽいところで寝て、え?ナタリー・ポートマンじゃん、いつ出てきたのって思いながら観てた。隣の席にいた男の人がウーーンって途中唸ってて、いつもだったら静かにしてほしいなと思うところなのに、今回はまぁわかるよって気持ちになってた。
あんまりにも退屈だったんで、感想書くのをためらってたけども、もういいやと思って書く。
あらすじ
脚本家として成功したリックは享楽的な生活をしつつ、どこか満たされない毎日を送っていた。
何か救いを求めながら、何かを探しながら数々の女性と出会う。
感想
眠かった。
映像はきれいで、大好きなケイト・ブランシェットもやっぱきれいで、わーきれいと思ったけど、ストーリーに期待して観に行くとものすごく損した気持ちになる。
主人公が何に悩んでるのか、どうしたいのかなんかもうちょっとわかればよかったんだけど、家族と何故か仲が悪くて、何故か出会う女性とことごとく破綻して、そのまま終わって、えぇぇ…という気持ちになった。家族に関しては弟か兄かが一人自殺したっぽい話がちょっとだけ出てきたけど、「みんな自殺と思ってるけど、本当は…」って言ったまま詳細を語らないので、結局何のことかさっぱりわからない。
主人公が出会う男性の方はもう割り切った人たちばかりで、女の子と遊ぶの楽しいやんかわいいやん遊びたいやんがはっきりしてるから逆に好印象。こんな人達と付き合っていくのは確かに疲れる一面もあるだろうけど、これで本人幸せならそれもいいかなという感じだった。
主人公はとにかく何かにかけてぐずぐずしてて、女の子と遊ぶのは楽しいけどいっときだけで、自分は結局一人ですって思ってるみたいな人だった。あんなのに付き合わされる女性の側がかわいそうで、一緒にいるのに一緒にいないみたいだった。ただ時間が立つと付き合っていく女性のタイプも享楽的・刹那的なタイプの人から誠実・堅実なタイプに変わっていくので、主人公本人よりも女性の変わり方に着目してみると映画としてはマシになるかもしれない。
ケイト・ブランシェット、マジできれいだった。
キャロルのときは宝塚の男役みたいな綺麗さだったけど、今回のはもっと大人の女性な感じで、端的に言うとエロかった。
水の中で虫がもがいてるのをそっとすくい上げて逃してあげるシーンの白い手が本当に美しい。
でも、私はこの映画をもう観ないと思う。