- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/05/14
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三谷幸喜監督作品。
コメディは好きなんだけど、三谷幸喜作品って結構しゃべりすぎるきらいがあって、実はあまり好きじゃない。
でもまぁ小日向文世が好きなので、観ようと思って観た。
あらすじ
本能寺の変で織田信長が討たれ、嫡男である信忠も二条新御所で死亡。織田家の跡目を決めるため尾張国、清洲城にて会議を開くことになった。家臣である柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉らの駆け引きを描く。
感想
やっぱ小日向さん好きだわー。…じゃなくて映画の感想を言うと、思っていたよりは静かだった。『有頂天ホテル』みたいなノリが苦手なので正直心配だったが思っているよりは駆け引きを重視した映画になっている。
大泉洋が秀吉役なのが割と良かった。いかにも食えないやつという感じ。百姓あがりというのがにじみ出てるし、いちいち金色のお召し物であるのがまた卑しい。成り上がりを体現していて良かった。本人ももちろん賢いから地位を上げていったのは分かるけど、側近の黒田官兵衛がやっぱり賢くて、部下に恵まれたなと思った。
小日向さんが個人的に好きだという理由だけで映画選んだけど、やっぱり小日向さんいいです。すごくいい。でももっと悪賢い感じの役がいいなー。なんかこう歴史の話なので史実と違うようには描けないのは分かるけども、丹羽長秀が秀吉に丸め込まれてしまうのがとても残念で、食ってしまえばいいのにと思いながら観ていた(ただの応援)。なんだかんだで柴田勝家(役所広司)のことを嫌いになりきれないのが悲しい。本当のうつけは織田信雄(妻夫木聡)よりも柴田勝家の方だと思うけども、大事な戦友だからという気持ちが捨てられない。非情になりきれないのが、人間らしいといえば人間らしい。
意外と個人的に良かったかなと思うのは松姫役の剛力彩芽。育ちのいいお姫様として育ったためにものに対しての反応にゆるふわ感があるように見せているが、実際には「私は武田信玄の娘」と言い切って寧々(中谷美紀)を戦慄させるのが良かった。お市の方(鈴木京香)と比較しているのがはっきり分かる構図ではあるけど、今後出る役はああいう図太さ、強かさを持った女役いいんじゃないかなって思った。まぁお歯黒とかまゆの影響もあるとは思う。普通のメイクをしてああいう役をやると迫力に欠けて存在感薄れちゃうのかもな。*1
小日向さん、本当にいいです。もっとください。
舞台見に行きたいんだよなー。真面目に探そう。
明日は技術ネタ書く予定です。