わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

映画『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』観た

これもNetflixで観た。

あらすじ

川に捨てられたはずのすごろく『ジュマンジ』は浜辺に打ち上げられ、1996年に通りがかりの人に拾われた。ジュマンジはゲーム好きのアレックスの元に渡るが、すでにビデオゲームが主流になっていた1996年ではアレックスはジュマンジに興味を示さなかった。ジュマンジを受け取った日の夜どういうわけか太鼓の音が部屋に響き、目を覚ましたアレックスがジュマンジのフタを開けると中にビデオゲームのカセットが入っていた。不審に思いつつも何気なくそのカセットをゲーム機で始めるとアレックスはゲーム機に吸い込まれてしまい、そのまま行方不明となってしまった。

アレックスが行方不明になった20年後、とある高校で罰を受けていた4人がたまたまジュマンジのカセットを発見する。何も知らず罰の暇つぶしにゲームを始めた4人は当時のアレックスと同じくゲームに吸い込まれてしまう。気がつくとゲームのアバター姿になっており、自分たちがゲーム・ジュマンジの世界に入り込んでしまったことを知るのだった。

感想

基本的にはキッズ向けの映画なので、ノリもコメディ寄り。もともと1995年に公開された『ジュマンジ』の続編にあたるのもあり、ゲームの世界がもし現実になったら?の筋書きで観るものとはじめから心の準備もあったので、のんびり観られた。ただ、今回ゲームの世界に入っちゃうせいで、現実世界への影響が行方不明になることくらいしかないのは残念かも。昔のジュマンジは象とかキリンとかワニとかが家の中にわんさか沸いて出てパニックになるからおもしろいと思える話だったので、そりゃ自分たちがゲームのアバターでかつゲームの世界にいたらそうなるわなって気持ちになることがあった。それでいうと正式な続編ではないかもしれないけど『ザスーラ』の方がコンセプトは近い気がする。

一方、この映画だからこその表現があったのはよかった。中身はしょせん高校生なので、見た目や能力がアバターのものになったところでしゃべる内容が大人になりきれないのがよかった。やっぱりどんだけ能力が上がってもいきなり俺TUEEにはならないわけで、そこはなろう系の俺TUEEより全然私にはあってた。とくにジャック・ブラックの中身が実は女の子なのが本当におもしろい。演技がそもそもうまいので、デブの中年男性なのにちゃんと女の子感あるのがいちいち笑わせる。アバター役の俳優さんたちの他の作品を知ってたら、なるほどなーと思いながら楽しめるんじゃないか。ちなみに敵の大将役の俳優さんはこの間感想書いた『シェフ』で、主人公のあとにレストランの第一シェフに指名される人がやってる。そういう鑑賞方法は若干玄人向けな気がするけど知らなくても普通に楽しめるので、アバターの見た目とのギャップは要チェックだと思う。

最後のエンドロールでドウェイン・ジョンソン(今作の主演アバター役)が入ってて笑ってしまった。オリジナルの『ジュマンジ』のファンだったのかな。

この作品の続編が『ジュマンジ ネクスト・レベル』として去年上映された。アバターはウェルカム・トゥ・ジャングルと変わらないので何が違うのかわかってないけど、機会があったら観てみたい。

関連映画

原作の『ジュマンジ』は小さい頃に観た。今よりCGがずいぶん粗いが、内容は十分おもしろいと思う。

ジュマンジ (字幕版)

ジュマンジ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

ゲームの世界が現実世界を浸食したら?で、ジャングルではなく宇宙が浸食するのが『ザスーラ』。私の好きな俳優の一人であるティム・ロビンスがパパ役で出てる。ていうか、これ先日レビュー記事書いた『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のジョン・ファブローが監督してたんか。知らんかったわ。

ザスーラ (字幕版)

ザスーラ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

方向性違うけどジュマンジ感のある映画だと『ナイト・ミュージアム』が近い。これは初代『ジュマンジ』で主演を務めたロビン・ウィリアムズが出てる。もし『ジュマンジ』は古すぎるなーって人なら、こっち観てもいいかも。

ナイトミュージアム (字幕版)

ナイトミュージアム (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video