CODE COMPLETE 第2版 下 完全なプログラミングを目指して
- 作者: スティーブマコネル,Steve McConnell,クイープ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/03/26
- メディア: 単行本
- 購入: 16人 クリック: 193回
- この商品を含むブログ (163件) を見る
下巻突入。
ソフトウェアの品質管理と複数人によるレビュー、テストの話。
どうもインスペクションという言葉に慣れなくて何を言ってるのかよくわからないときがあったが、要するに対面レビューのことだった。個人的には対面レビューという言葉の方が聞き覚えがあるんだが、インスペクションという言い方の方が一般的なのかが気になった。かなりきっちりとしたレビュー方法を書いている。
あとテストとデバッグの意味が違うのもはっとさせられた。言われてみたら当たり前なんだが、確かに文脈によっては同じ意味で使うことがあって良くない。テストはコードが正しく動くことを担保するもので、デバッグは見つかったバグを修正するもの。ところがテストを書きながらバグがないか粗探しすることも結構あるので、デバッグ作業も含んでいたりする。両者を同時に行うこと自体を否定はしないけども、意味を混同するとテストしてるのか、デバッグしてるのか分からなくなるので良くない。
これらの章もそうだが、ある手法が効果的であることを様々な文献、論文を引用し数字を見せてくれるのは良いんだが、ちょっと多すぎてくどいなと感じる。読んでて「これって大事なんだよってオチだな」とすぐ分かるので、なんか数字は適当に読み飛ばしてた。